日本の花の美意識では、花そのものだけでなく、花のまわりの空間も作品の一部と考えます。この「余白」の見方は、蘭を一輪飾るときにもそのまま使えます。
線を見る
茎の曲線や枝の向きに注目し、花を詰め込みすぎないことが大切です。蘭の花茎は自然に弧を描くので、その流れを遮らない器と置き方を選びます。
余白をつくる
花器の口まわりと、花の上下左右に空間を残します。すき間があることで、花の輪郭がくっきりと見え、光や影も作品の一部になります。
暮らしに取り入れる
一輪でも、置く場所の背景を整えると花が引き立ちます。壁際の棚、玄関の台、食卓の端など、周りのものを減らしてから花を置いてみてください。
